SoftTennis Network『BRIDGE』
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忘れ物

こんにちは!
今日は休日なので、昼間書いています。
なんだかすがすがしい気持ちです。

 今日は 少し 文子 の話をさせてください。

~~~~~~~~~~~~~

 相手後衛のファーストサービスが文子のバック側、ほとんどコーナーに入った。
身体全体を使ってボールを受け止め、その勢いをとめるようにロブで大きく逆クロスに
返したものの、自分の打点で打てずにバックアウト。
ゲームセット。
ファイナル負けだった。
文子の中学時代の試合はこれで終わった。夏の都大会ベスト××。
 後悔が文子を襲う。もっとバックレシーブ練習しとけばよかった。
あ、サービスキープだったんだから、トスで勝ってサービスをとれていれば・・。

 高校に行ったら、この成績より、絶対いい成績にしたい。
同じ学年のみんながそのまま高校生になるんだから、次、高校で対戦するかもしれない。
そのときは絶対勝ちたいな。同学年のみんながライバルだ。同学年には負けたくないぞ。
文子はそう決心した。


 高校に進学した文子は、ますます練習に燃えていた。
燃えていたが、苦手なバックのレシーブはなかなか克服できていない。
 でも、ある日チャンスがめぐってきた。
どういうわけかペアの後衛が絶好調で、強風のなか風上からも風下からも
ガンガン打ちまくってスルスルっとトーナメントを駆けあがってきた。
初めて中学のときと同じベスト××まであがることができたのだ。
次に、もうひとつ勝ったら、中学時代の成績を上まわる。

 対戦相手に驚いた。中学時代に文子に勝ったペアがふたりとも同じ学校に進学し、
そのままペアを組んでいたのだ。
団体戦でもよく対戦する、ライバル校のエースになっていた。

 文子は自校のエースにはなっていない。学校の中では3番手だ。
同士打ちになると勝ちあがれない。だからなおさら他校が相手のときには負けたくない。
ましてや、今回は中学時代のリベンジだ。
気合を入れて試合に臨んだ・・。

・・・・しかし、文子はこの試合、ほとんど覚えていない。
サイドに誘ったのにそれを通してしまい、失点したことだけは覚えている。
誘われているとわかって、それでも勝負してきた相手後衛富子の気迫に押された敗戦である。

 結果は中学時代と同じ。ベスト××。
東京高体連の個人戦は、
新進大会、関東大会予選、インターハイ予選、そして東京選手権と
同じ規模の大会が1シーズンに4回ある。
しかし、いずれもベスト××を上まわれずに、
結局それが文子の高校時代の最高成績となった。

中学時代と同じである。進歩なし。

 そして文子は高校を卒業する。
テニスは続けていたものの、しかし、何か忘れ物をしたような気分のままである。

 そのこともいつしか遠い記憶のかなたに消されてしまったかのようだった。
大人になり、社会人として試合にでることもなくなっていた。

 しかし、ふとしたきっかけで、またテニスをはじめた。
東京選手権という名称の試合があることも知った。
心の奥に封印していたものが、少し、顔を出してきた。
果たして、文子は忘れ物をとりに行くことができるのだろうか。

~~~~~~~~~~~~~

これは、ふぃくしょん、フィクション♪
みなさんそれぞれ、10代のときの試合には、
いろいろな思い出があるのではないでしょうか。

もちろん私にも、そんなことがあったような・・・。

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